今日は久しぶりの皇帝です。
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏は今日が初めてです。
藝劇はバブル全盛期に作られたホールで大ホールは地上9階部分に位置しているとのこと(東京メトロからの騒音を恐れこの高さになったみたい)。そして小学校の跡地に立てた建造物です。
池袋駅からも数分の場所で交通の便も最高です。
都民芸術フェスティバルは格安のコンサートを最高の演奏で楽しめる理由から、毎回チケットは早い段階で完売になります。小山さんはこのシリーズの常連でもあります。昨年は
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番でした。
例のなが〜〜いエスカレーターを上り会場に着くと沢山の人が入場時間を待っていました。
広々とした場内はいつ来ても最高の開放感があります。東京の余裕すら感じさせるこの感覚は素晴らしいものがあります。
そしてCD販売のコーナーには、終演後に小山さんのサイン会があるとのお知らせが・・・
リサイタル以外でのサイン会は嬉しいお知らせです。
そして今日はワーグナーとベートーヴェン。重厚で華やかな曲ばかりです。
ニュルンベルクのマイスタージンガ―は圧巻でした。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団は素晴らしい楽団でした。そして指揮者の飯守泰次郎 さんは手を怪我をされた様で右腕だけでの演奏でしたが、そんな事は微塵も感じさせない素晴らしい演奏でした!!
そして皇帝です。小山さんはダークブラウンの素敵なドレスで登場されました。
飯守さんのタクトが振り下ろされると、オーケストラの響きがダーンとこだまし小山さんのピアノが・・・
最高の瞬間です。皇帝の中でもこの部分は一番印象に残る部分です。
そして重厚で洗練された演奏は例えようもない贅沢な時間であります。まさしく皇帝そのものを表現した力強く生き生きとしたピアノは小山さんがもっとも得意とする範疇であると思います。
今日も小山さんの情熱とエネルギーを沢山味わうことの出来る最高の一曲でありました。
演奏後はブラボーと拍手が舞い起こり情熱溢れる演奏に対して永遠と続きました。
休憩時間は広々としたホワイエで寛げます。東京の一等地でこの贅沢が味わえるのもここ藝劇ホールの特徴です。
そして後半は、 ベートーヴェンの交響曲第7番で飯守さんと東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さんの力量の高さを再度確認する事になります。素晴らしい楽団と指揮者であります。
最後は本当に絶叫に近いブラボーと声援でした。
熱い演奏が終わりCD売り場へ駆けつけると小山さんのサイン会が始まっていました。
リサイタルではありませんでしたが長蛇の列がそこにありました。
ファンの皆さんと小山さんとの楽しい会話に花が咲いていました。
明日は東京も雪が降るとの事です。
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