今日は小山さんの秋のシリーズ開幕日で約2ヶ月ぶりのコンサートです!
台風が去ってからは気温もだいぶ落ちついて朝晩は寒いくらいの陽気になってきました。
これからが本格的なクラシック音楽のシーズンになりますね。
今日はコバケンさん、日フィルさんとの共演なのでとても楽しみにしていました。
日フィルさんと言えば、とても親しみを感じる楽団で僕の中では高感度ナンバーワンです!
前半に小山さんのピアノソロを取り入れたとても珍しいプログラムですが、これも今日の楽しみの一つになっています。
舞台の上にはピアノと日フィルさんたちの席が並んでいますが、まずは小山さんが一人で舞台に・・・
落ち着いた雰囲気のドレスで小山さん、とても素敵です!
リストの愛の夢はとろけそうな甘い雰囲気いっぱいの素晴らしい演奏で、この曲は小山さん御本人のためにあるのでは・・・といつも思うのです。
そしてエステ壮の噴水はリストの中でも一番好きな曲の一つで目をつぶると目の前に噴水のシブキが跳ねている様です。小山さんはラフマニノフ、ショパン、チャイコフスキー・・・・・とどれも素晴らしい演奏ですが、小山さんのリストは特に特筆する素晴らしさを感じます。恐らく小山さんの演奏にピッタリあっている作曲家なのでは?と僕は思います。
そして御待ち兼ねのリストの死の舞踏。これは初めて聴く演奏ですが、まずはコバケンさんと小山さんのショートトークがありました。このシリーズはコバケン・ガラと言う様にコバケンさんの想いが沢山詰っている素晴らしい企画で、リストイヤーに取り上げた熱い一曲です。
前半の死のイメージから後半は火の鳥の復活へ・・・・・
今回のテーマは死と復活。大震災や大型台風の自然災害により多くの方が犠牲になられ暗く悲しい日本列島ですが、必ず復活出来る事を信じて立ち上がる事をコバケンさんからの力強いお言葉がありました。
リストの死の舞踏は想像を超えた素晴らしい曲でした!演奏前にコバケンさんがこの曲を通して流れる重苦しいメロディーを小山さんにちょっと弾いてみて、と・・・・・何となくイメージが沸いてきました。
そして演奏が始まりました。リストらしい華麗で流麗な素晴らしい音色が場内を包み込む感じで響き渡っています!
コバケンさんの満身の指揮裁き、そして日フィルさんの圧倒的なオケの響きと小山さんのピアノが織り成すドラマチックな演奏は大きな感動を与えてくれました!本当に素晴らしい!!聴くものをこれほどまでに引き込んでくれるとは。。。
曲名は死の舞踏ですが、僕には大きな感動の中に勇気と沢山の元気がもらえました!
ブラボーと沢山の拍手に答え、小山さんは何度もカーテンコールをされました。
後半は今度はサンサーンスの死の舞踏。今度は扇谷泰朋さんによるバイオリンソロが加わり、こちらも素晴らしい演奏でした。
最後はストラヴィンスキーの火の鳥です。これは復活をイメージした不死鳥が魔王に囚われた王女と王子を助ける曲ですが、春の祭典と共にストラヴィンスキーの代表作です。この様な壮大でドラマチックな曲はコバケンさん、日フルさんにはピッタリの曲ですね。やはり最初から最後まで素晴らしいの一言でした。特に後半部のスケールの大きな演奏は日フィルさんならではの最高の1曲でした。
終演後は、沢山のブラボーと拍手が場内を木霊していました。観客の皆さんも、本当に大喜びでしたね!!
そしてアンコールは何と2曲も。しかもマスカーニのオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲と
ブラームスのハンガリー舞曲第5番 ト短調。ハンガリー舞曲はコバケンさんの唸り声と共に日フィルさんの圧倒的な情感たっぷりの演奏で最高の締めくくりとなりました。
大震災や大型台風と大きな自然災害で疲れきった日本(自分も含めて)ですが、今日の演奏で大きな力を頂きました。
コベケンさん、日フィルさん、そして小山さん。今日は充実した一日をありがとうございました!また明日から頑張れます!!
コンサート後にまだお楽しみがありました。
小山さんのサイン会ですね。今日はリサイタルではないものの、沢山の方がサイン会の列に参加されました!
お馴染みの常連さんも沢山お見受けいたしました。そして小山さんをいつもテレビで拝見していましたが今日は初めて生演奏を聴きました。とても感動しました。と列に並ばれた方も沢山おられました。
小山さん。10月からまたスケジュールが目白押しになりますが、どうぞお身体を御自愛頂きまして頑張ってください。
このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください =>
こちらです
今日のお勧めの1枚<クリック>