まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
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▼小山実稚恵Produce公演 <シリーズU> 杉並公会堂      2012/2/17(金) 
▼ルネこだいら大ホール ピアノ・リサイタル     2012/2/11(土)
▼2012都民芸術フェスティバル参加公演 オーケストラ・シリーズNo.43     2012/1/23 (月) 


 小山実稚恵Produce公演 <シリーズU> 杉並公会堂

小山実稚恵Produce
ロマン派楽聖の絆 〜F.リストを中心に


2012/2/17(金)
開演19:00
会場:杉並公会堂

【曲目】
シューマン/リスト:「献呈」(ミルテの花 第1曲)
ショパン:練習曲作品10より第1番、第12番「革命」
シューマン:「子供の情景」
リスト:パガニーニによる大練習曲より第3番「ラ・カンパネラ(鐘)」
〜 休憩 〜
シューマン:「幻想曲」op.17から第3楽章、
リスト:ソナタ ロ短調

<アンコール>
シューマン:
クライスレリアーナop.16より第4曲
謝肉祭op.9より‘キアリーナ’‘ショパン’
ショパン:
12の練習曲op.10より第3番「別れの曲」


ちょうど一ヶ月前に、ここ杉並公会堂で音楽評論家の萩谷由喜子さんとのプレトーク・イベントがありました。
今日は、プレトーク・イベントでのお話を思い出しつつコンサートを楽しみたいと思います。

前半のシューマン/リスト:「献呈」は曲の素晴らしさもさることながら、シューマンと愛妻クララ、そしてリストの偉大なる3人の尊崇や畏敬の念を含んだ曲として有名ですが、まずはその華やかな曲を小山さんのピアノで堪能します。
そしてショパンを2曲。再びシューマンの子供の情景。このプログラミングも絶妙です。前半の最後はリスト。
シューマン、ショパン、リストとその時代を駆け抜けた偉大なる作曲家の曲を心置きなく楽しむ事が出来ました。
休憩時間は今日のプログラムノートを書かれています音楽評論家の萩谷由喜子さんともお話をさせていただく機会がありました。日本の音楽界では著名な音楽評論家ですが、とても気さくで飾らないお人柄がとても素晴らしく、そのお話にはいつも引き込まれてしまいます。
後半はショーマンの「幻想曲」第3楽章を聴き、そして今日の一番の聴き所でありますリストのソナタロ短調。
リストが作曲した唯一のピアノソナタです。この曲は聴く者にも大きな興奮と感動を与えますが、その超絶技巧を伴う事で弾く側のピアニストも大きなやりがいを持たせる曲の様でまさに小山さんに相応しい1曲だと思います。
期待通りの演奏でした。最初の1音から小山さんはもうリストの世界に身を置いていて、その後の演奏はもう皆さんのご想像の通りダイナミックレンジが広く、爽快で豪快なピアニズムは聴くもの全てをその世界に導いてくれました。
小山さんはラフマニノフを得意とされていますが、僕は小山さんのリストも大好きです。
リストのソナタロ短調。今でも頭の中でピアノが鳴り響いています。それくらいインパクトのある本当に素晴らしい演奏でした。
この曲で全ての力を使い切ったと思う小山さんですが、3曲もアンコールを聴かせて下さいました。
最後は優しさ一杯のショパンの別れの曲で幕は閉じました・・・・
お疲れ様でした。

そしてサイン会は今日も長〜〜い列が続いていました。
小さな子供さんから年配の方まで、小山さんのファンの層の広さが分かります。
今日もお一人ずつ、優しく会話をされていました。
ホールを出ると、何と小雪が舞っていました。
寒い一日でしたが、心は温かく春が待ち通しい今日のコンサートでした。
次は彩の国さいたま芸術劇場でのバッハ。最近ではあまり聴けない小山さんのバッハなのでとても楽しみなプログラムです。


このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚も 1月25日に新譜発売された Vocalis です!
杉並公会堂でも大人気でした!


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一ヶ月ぶりの杉並公会堂です





入り口付近にある本日の催し物




大きなポスターも・・・



明るい雰囲気のホワイエ




今日も楽しみなサイン会があります




とても洗練された客席内です

2階も聴きやすい座席配置になっています



終演となりました

サイン会は大盛況でした



楽しく語り合う小山さん



アンコールは3曲でした

鮮やかなブルーが素敵なドレス
<撮影・掲載 了解済み>



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Date: 2012/2/17(金)

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 ルネこだいら大ホール ピアノ・リサイタル

2012年2月11日(土)
15:00開演
会場:ルネこだいら大ホール


ショパン:
ノクターン 第1番 作品9−1
ノクターン 第2番 作品9−2
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
シューマン:リスト「献呈」
リスト:
3つの演奏会用練習曲 第3番「ため息」
愛の夢 第3番
パガニーニの大練習曲より 第3番「ラ・カンパネラ」

〜 休憩 〜

ラフマニノフ:
前奏曲より 作品32−5
前奏曲より 作品3−2「鐘」
前奏曲より 作品23−6
前奏曲より 作品23−5
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番より第2楽章 ラルゲット(ピアノソロ)
バラード 第1番 作品23
ポロネーズ 第6番 作品53「英雄」


<アンコール>
ショパン:小犬のワルツ 作品64−1、
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(ワイルド編曲)
ショパン:華麗なる大ワルツ 作品18


初めてのルネ小平ホールです♪
今日は初めて行くことになりますルネこだいらでのリサイタルです。
小平には初めて来ましたが、渋谷経由の山手線で高田馬場より西武新宿線に乗り換えました。
駅を降りるととてものどかな雰囲気が漂う小平でした。
駅から5分ほど歩くとホールに現着です。
今日は地元のホールと言うことで小平の方が殆どだと思いますが、いつもの常連ファンの方たちもお見受け致しました。
ホール入り口の案内には当日チケットありと書かれていましたが、ごく僅かだった様で約1300人のホールは満席でした。
ホールのホワイエは天井が高く、また周囲は大きなガラスに包まれていてとても明るく良い雰囲気です。
場内では地元の方が多い様で皆さん、あちらこちらで挨拶など交わされていました。
客席内は前席から後部座席にかけてゆるやかな勾配になっているため後方の席でも視界が良くとても親切な設計のホールだと思いました。また椅子も割と大きめで程よいスペースが確保されていました。
時間になるとワインレッドの素敵なドレスに身を包まれた小山さんが登場され、ピアノの前でお辞儀をされ着席するとまずはショパンのノクターンから。
前半は初心者にも馴染みのある素敵な曲ばかりです。ショパンの大ポロネーズとラ・カンパネラはやはり大人気の曲でブラボーと拍手で大喝采でした。
そして後半は、僕の大好きな曲ばかりです。
ラフマニノフの前奏曲は本当に素晴らしかったです。小山さんはやはりラフマニノフが良くお似合いかもですね。
ラフマニノフのあのロマンチックでエキゾチックな感じが最高に素晴らしいです!
今日のコンサートで強く感じたのは、観客の皆さんのマナーがとても良かったことです。
小平の皆さんは、普段からクラシックを聴き慣れている地元の方ばかりの様で、曲が終わってからの余韻を十分に楽しまれていました。曲が終わって無音になったあの瞬間。そしてふっと現実に戻る瞬間は何とも言えず心地良いですね。
今日は観客の皆さんと共に作り上げたリサイタルと言っても過言の無い素晴らしいコンサートでした。

そして終演後は新譜「ヴォカリーズ」が発売されてから初めてのサイン会となり、山積みされていたCDも完売したようです。サイン会の列は最後の人が見えない程の長い距離になっていました。
そしていつもの様に小山さんは、お一人、お一人に本当に分け隔て無く接っしられていました。
全力で弾き上げて疲れている事と思いますが、本当にいつも頭が下がる思いです。

ルネこだいらはスタッフの皆さんの対応も素晴らしく、設備も観客の皆さんのマナーも最高に素晴らしかったと言うのが今日の印象です



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです



今日のお勧めの1枚は1月25日に新譜発売された Vocalis です!
ルネこだいらでも大人気でした!


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初めて来た小平駅

駅前ロータリーはのどかな感じです



歩くこと5分余りで現着

階段を登るとホールがあります。



入場口付近

階段の途中に今日の案内が・・・



ここが入り口です

ホールの入り口はこの奥です




今日は勿論、満席です!
釣り人



天井が高く開放感があります。

入場時間となりました。なりました。



入り口前にある案内

ぞくぞくと訪れてきます



開演前の様子です



新譜のヴォカリーズも沢山ありましたが・・・

どうやら完売の様です



とても音の響きの良いホールでした

2階席から・・・



終演となりました




サイン会は本当に長蛇の列でした




ワインレッドのドレスがお似合いです
<撮影・掲載 了解済み>




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Date: 2012/2/11(土)

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 2012都民芸術フェスティバル参加公演 オーケストラ・シリーズNo.43
2012都民芸術フェスティバル参加公演
オーケストラ・シリーズNo.43  

2012年1月23日(月)
19:00開演(18:30開場)
会場:東京文化会館


曲目
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492〈序曲〉
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」

指揮
小林研一郎

東京フィルハーモニー交響楽団

<アンコール>
ハンガリー舞曲第5番



都民芸術フェスティバルは、公益財団法人東京都歴史文化財団事務局からの委任を受けて東京芸術劇場が毎年実施していますが、今年は東京芸術劇場が工事のため東京文化会館に変更となりました。このコンサートは低額料金で最高のコンサートを気軽に多くの人に楽しんでもらおうと言う趣旨なのでチケットはいつも早いうちに完売となります。僕もいつも発売当日に購入しています。
小山さんはこのフェスティバルに毎回出演しています。演目も豪華絢爛の曲ばかりです。ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番は今回で3回目になります。(指揮者、楽団は違いますが・・・)

2011/ 2/10(木) 2011 都民芸術フェスティバル / ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第版「皇帝」 
2010/ 3/ 5(金) 2010 都民芸術フェスティバル / ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番
2009/3 /22(日)2009 都民芸術フェスティバル / チャイコフスキー・ピアノ協奏曲第1番
2007/3/21(水・祝日)2007 都民芸術フェスティバル / ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番

今日は生憎の雨で予報は夕方より雪と言うとても寒い一日です。
途中、早い食事を軽く済ませ上野には6時15分頃に到着しましたが、入場時間を待つ人が溢れんばかりの状態で、まるで上野駅にいるような感覚でした。
プログラムがラフマニノフとベートーヴェンの「運命」と、誰にでも楽しめる豪華プログラムであり今日のコンサートを多くの人が待ちわびていたと思います。そんな気迫が開演前より漂っていました。
いつもは前の方の席ですが、今日は1階席・中央列の後ろの方で、丁度小山さんの手元が見える席にしました。東京文化会館の座席は後ろの方に行くに従い高くなっているので前の席が視界を遮る事は無く楽しむにはとても良い席でした。
座席に腰掛け待つ事10分位で、東京フィルハーモニーの皆さんと指揮者のコバ研こと、小林研一郎さんが登場され、まずモーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〈序曲〉です。新春早々景気の良い曲です。
僕は一昨日にフィリアホールで小山さんのコンサートを聴いているので耳の方もだいぶ音に慣れ親しんでいるので今日は最初から最高の状態で聴く事が出来ました。
心も軽やかになった所で次はいよいよ小山さんのラフマニノフです。
舞台の袖に置かれていたピアノが厳かに舞台の中央に移動されます。
この情景を見ている時点から、僕の中では既にコンサートは始まっていて今日のピアノはどんな音を聴かせてくれるのだろう・・・などと想像しながらもう胸はドキドキの状態で恐らく小山さん以上に緊張しているのでは?と思います。
そして鮮やかな緑色のドレスに身を包んだ小山さんが登場されると沢山の拍手が鳴り響きました。座席から見る舞台は丁度額縁の中に描かれた絵の様で楽団員の皆さんと鮮やかな緑色のドレスの小山さんとの絶妙なバランスが何とも言えず美しく、今日この場所で最高の楽団と指揮者、そしてピア二ストのラフマニノフを聴けるとは、本当に贅沢で幸せな瞬間だと思いながら小山さんの演奏を待ちます。
小山さんはコバ研さんと合図を交わしたあと指先が鍵盤に落され、重厚な鐘の響きが会場内を包み込みました。そして壮大で感動的な旋律がコバ研さんの指揮に導かれ描かれて行きます。
コバ研さん、そして東京フィルハーモニーの皆さんとの息の合った演奏は例え様のない美しい旋律に乗せて感動とロマンを聴かせてくれました。第2楽章の美しさは言葉では表現する事が出来ないほどに美しく心が蕩けそうになります。そして最終楽章はコバ研さん、東京フィルハーモニーの皆さんとが一つになって感動が最大に達しフィナーレとなりました。この素晴らしい演奏に対し、ブラボーと沢山の拍手が贈られました。
後半はベートーヴェンの運命でしたが、コバ研さんの熱演に場内の皆さんも大満足した様子で拍手はいつまでも鳴り響いていました。
アンコールはコバ研さんの18番。ブラームスのハンガリー舞曲第5番でした。その流麗で迫力ある演奏に皆さん大満足した様子で終演後の顔には満面の笑顔がありました。
終演後はサイン会もあり、皆さん、小山さんと楽しく会話をされていました。
ホールを出るとなんと、雪が吹雪いているではないか!雪の予報がされてはいましたが、これには驚きましたね。そして電車に大きな遅れなく無事帰宅できました。
次の週末はいよいよ文化村オーチャードホールでの「小山実稚恵の世界」です。
沢山の小山ファンの皆さんとお会い出来ることを楽しみにしつつ、今日は筆お置く事とします。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚は1月25日に新譜発売される Vocalis です!
昨年の震災は小山さんの人生をも変える程の辛い出来事でした。
そんな中で、心優しい小山さんが思いを込めて弾き上げたアルバムです。


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上野駅を出ると雨が降っていました。

今日の案内が掲示されています。



ホール前にある

入場を待つ長蛇の列



入場口付近

文化会館は天井が高く、広々とした空間です



文化会館の渋い雰囲気がなんとも良いですね

クラシック談議に花が咲きます



色違いの座席が文化会館らしい?です

今日は勿論、満席です!



休憩時間のひとコマです




CDコーナーです




終演となりました
ハンガリー舞曲第5番。何度聴いても嬉しくなります



サイン会の列です
CDにサインを行う小山さん



グリーンのドレスがお似合いです!
<撮影・掲載 了解済み>

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外は雪が吹雪いていました!!!


Date: 2012/1/23(月)

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