まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

★ 画像の表示に時間が掛かりますので、少しお待ち下さい ★
★ 画像が表示されない場合は、ホームページを再表示して下さい ★



▼山田和樹コンチェルト シリーズVol.1      2012/9/3(月) 
▼ENJOY!ウィークエンド・チェンバーミュージック Vol.3      2012/6/9(土) 

▼東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 / 第258回定期演奏会      2012/4/18(水) 


  山田和樹コンチェルト シリーズVol.1

山田和樹コンチェルト シリーズVol.1


2012年9月3日(月)
午後7時開演 (午後6時20分開場)

会場:サントリーホール(東京)

指揮:山田和樹
日本フィルハーモニー交響楽団


ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲*
サン=サーンス:交響詩《死の舞踏》
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲*

<アンコール>
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲から第17、18変奏





オーチャードホールでのロマンの旅から約3ヶ月近くたった待ちに待ったコンサートでした。
先日競演しました山田和樹さんとの再共演で、山田さんが日フィルの正指揮者就任としての初公演となる記念すべき日になります。このコンサートに当たっては、どのソリストと競演したいか?との答えは迷わず小山実稚恵さん、とお答えになられた様です。
ラベルの演奏は両手と片手の両方ととても貴重なプログラムで小山さんの演奏では最初で最後に近い組合わせかもしれません。そして後半は、ラフマニノフのラプソディー。この曲にはとても深い思いがあり、このファンサイトを立ち上げるきっかけになった曲です。約7年前になりますが、同じくここサントリーホールでしかも日フィルさん(指揮者は沼尻竜典さん)でした。あの時の感動は今でも鮮明に覚えています。
会場内はほぼ満席の状態で僕と同じく会社帰りのサラリーマンやOLなど、とても活気に満ちた雰囲気でした。
まずはラベルの両手のコンチェルトです。この曲は先の2012/3/18(日)オーチャードホールでの東京フィルハーモニー交響楽団と同じく山田さん指揮により聴いた曲ですが、ラベルの色の濃い、素晴らしいコンチェルトです。
第1楽章のパチン、と言うインパクトのある音で始まりその後に続くピアノのアルペジオとピッコロの音色が何とも言えず印象的で如何にもラベルと言った楽章です。僕は特に第2楽章の叙情的な部分が好きですが、今日も小山さんと山田さん、そして日フィルさんとの息のあった演奏でラベルの世界に十分に浸る事が出きました。
そしてめったに聴けない小山さんのラベルの左手のコンチェルト。小山さんの右手は膝の上に添えられ左手だけが鍵盤の上を流れる様に移動し、目を閉じて聴いているとまるで両手で弾いている様な音の響きです。
ラベルの音の世界に浸った観客の皆さんの興奮も想像以上に凄く、ブラボーの掛け声、そして拍手もいつも以上に凄かったです。これは指揮者の山田さんと日フィルさん、そして小山さんに対する観客の皆さんからの熱いメッセージだったと思います。
後半はサン=サーンス:交響詩《死の舞踏》の後にいよいよラフマニノフのラプソディーです。
小山さんがピアノの席に着き、山田さんと目で合図した後、山田さんの手が振り下ろされました。この瞬間より僕は目の前で演奏をしている小山さんと気持ちは一つになっていました。
そして運命の第18変奏は、もう天にも昇る気持ちで感動は最高点に達しました!
クラシック音楽は心に潤いと希望を与えてくれる素晴らしい芸術だと改めて思い知りました。
連続で3つのコンチェルトを弾いてくださった小山さん、指揮者の山田さん、そして日フィルの皆さんへ感謝で一杯でした。
アンコールの第18変奏がいつまでも心の中を木霊して真夏の夜の夢へと誘ってくれました。
会場内では著名な音楽評論家の方々や小山ファンの皆さんを沢山お見受けしましたが皆さん、大満足の様子でした。
終演後は山田さんと小山さんのダブルサイン会があり、先頭が見え無い程の列の長さになっていました。

まだまだ残暑が続きそうですが、その峠を越えるとそろそろ芸術の秋のシーズンがやってきます。フェドセーエフさんとのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番、小山実稚恵の世界第14回と楽しみなプログラムが目白押しです。
また皆さんとお会い出来ることを楽しみにしています。


このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!


<クリック>





今日も残暑の厳しい一日でした!




カラヤン広場に到着しました

6時20分ですが既に沢山の方が・・・




当日券も好評でした!



いよいよ入場開始です!

入場を知らせるオルゴールです



入場する皆さん



サントリーホールに来ると落ち着きます。




室内楽には丁度良い空間




いつもの光景が広がります

CD売り場が好評でした!



熱心に検索する皆さん



小山さんのCDも沢山整列されています

終演後に山田さんと小山さんのサイン会があります



休憩時間にくつろぐ皆さん

1階喫茶コーナー



開演前の様子です



2階喫茶コーナー

2階ホワイエ



オーチャードからの顕花

終演となりました



音楽評論家の萩谷由喜子さんと共に
<撮影・掲載 了解済み>

指揮者の山田和樹と共に
<撮影・掲載 了解済み>



サイン会は先頭が見えない程の長蛇の列でした

素敵な真夏の夜でした!


Date: 2012/9/3(月)

                                                        Copyright(c) 2011 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.

 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 / 第258回定期演奏会

ENJOY!ウィークエンド・チェンバーミュージック 
Vol.3


2012年6月9日(土)
14:30 開演

会場:
サントリーホール ブルーローズ(小ホール)


シューマン:献呈(歌曲集「ミルテの花」から)
天羽明惠、古藤田みゆき

シューマン=リスト:献呈
小山実稚恵

シューベルト:歌曲「死と乙女」
天羽明惠、古藤田みゆき

シューベルト:弦楽四重奏曲 ニ短調
         「死と乙女」から第2楽章
クァルテット・エクセルシオ

シューベルト:歌曲「ます」
天羽明惠、古藤田みゆき

シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ短調「ます」から第4楽章
西野ゆか、吉田有紀子、大友肇、赤池光治、小山実稚恵

シューベルト:弦楽四重奏曲 イ短調「ロザムンデ」から第2楽章
クァルテット・エクセルシオ

シューベルト:即興曲 変ロ短調 D935-3
小山実稚恵



東京も梅雨入りしました!


クァルテット・エクセルシオ
ヴァイオリン:西野ゆか、山田百子
ヴィオラ:吉田有紀子
チェロ:大友肇

コントラバス:赤池光治
ソプラノ:天羽明惠
ピアノ:古藤田みゆき
今日はサントリーホール(小ホール)でENJOY!ウィークエンド・チェンバーミュージックと称して行われたコンサートでした。昨日は小山さん、堤さんの共演で行われましたが平日の2時30分と言うことで僕は仕事の最中でしたので来れませんでした。
このコンサートは約1時間のコンサートですがドリンク付で1500円(先行販売価格)、しかも内容もとても充実している素晴らしい企画です。
プログラムを見ると分かりますが、同じ曲を歌曲とピアノや弦楽四重奏と聴き比べをするプログラムで普段聴く事の出来ないとても嬉しい企画でした。
シューマン:献呈を歌曲で初めて聴きましたがとても素晴らしいですね。オリジナルはこの歌曲でそれをリストがピアノ曲に編曲してシューマンに献呈したのですね。とても同じ曲とは思えませんが、いずれもとても素晴らくシューマンの世界をたっぷりと味わう事が出来ました。
ブルーローズは小ホールですが音響も素晴らしく、奏者と一体となって味わえる空間です。
演奏に際してはソプラノの天羽明惠、小山さん達がマイクを手に曲の解説をしてくれたり、普段のコンサートでは味わえない貴重な体験も出来ました。
後半はシューベルトの「ます」も聴くことが出来ましたが、歌曲の「ます」もなかなか魅力的でした。
そしてエクセルシオさんとの「ます」は一番印象深い第4楽章を聴きました。
歌曲は1匹の「ます」が泳いでいる情景でピアノ五重奏曲では沢山の「ます」が戯れている、そんな天羽明惠さんの解説もありとても楽しんで聴けました。
終演後はホワイエにエクセルシオのメンバーの方々が登場されファンの方たちと楽しく会話されていたり、小山さんのサイン会ではファンの皆さんが小山さんと楽しく会話されたりと、とてもアットホームな雰囲気の中で行われたコンサートでした。

関東地方も昨日から梅雨入りして、今日は朝からの雨で終演後も雨が降り続いていましたが、楽しいコンサートで心は晴れ晴れと言った所です!





このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!


<クリック>





昨日から梅雨入りしました




入場開始を知らせるオルゴールが鳴っています

入場開始となりました




2時30分開演です



豪華メンバーです!

チェロのマリオ・ブルネロさんの写真も



この奥が小ホールです

ドリンクコーナー



ドリンク券でワインをいただきました

終演後にサイン会があります



室内楽には丁度良い空間




奏者との一体感が味わえます

終演となりました



サイン会の小山さん




緑のドレスが素敵です!
<撮影・掲載 了解済み>

Date: 2012/6/9(土)

                                                        Copyright(c) 2011 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 / 第258回定期演奏会

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第258回定期演奏会

宮本文昭 音楽監督就任披露演奏会

2012年4月18日(水)
開演:午後7時開演 [午後6時15分開場]

場所: 東京オペラシティ コンサートホール

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
出演 指揮:宮本文昭

ワーグナー / 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
モーツァルト / ピアノ協奏曲第27番
(アンコール:シューマン トロイメライ)

〜休憩〜

ブラームス / 交響曲 第2番 ニ長調 作品73


東京シティ・フィルメンバーによるプレ・コンサート 午後6:30〜


指揮者の宮本文昭さんとは3月6日に公演された調布市グリーンホールでのベートーヴェンの皇帝を共演しました。今日は2回目の共演になります。
前回は東京都交響楽団でしたが、今日は音楽監督となった東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団での就任披露演奏会であります。
オーボエ奏者から指揮者へと、多才な宮本さんなら納得出来る選択です。
今日演奏するモーツァルトのピアノ協奏曲第27番は小山さんが、好きな協奏曲として上げている3曲の中の1曲になります。小山さんは特に第2楽章が好きだとお聞きしています。

オペラシティには6時ちょっと過ぎに現着しました。途中の山手線は激込みでしたが、京王線は比較的空いていました。と言っても新宿で乗り換えて1つ目の初台駅なのでこの先が込むのかもしれません。
ホールに足を踏み入れると宮本さんの就任を祝う沢山の献花が心地よい香りを漂わせていました。
就任を祝う第1曲目は、何と言ってもワーグナーのマイスタージンガーでしょう。
指揮棒は持たず体全体で指揮をする宮本さんは、正に完全燃焼の宮本さんでした。雄大で煌びやかなワーグナーにとても感動しました。
就任についたばかりとは思えず、東京シティフィルの皆さんと親身一体の演奏を聴かせてくれました。
そして2曲目は小山さんのモーツァルトです。
小山さんは落ち着いたカラーの素敵なドレスに身をまとい登場されました。
いよいよ宮本さんとのモーツァルトの開演です。
27番はモーツァルトが最後に作曲したピアノ協奏曲でもあり、その完成度はまさに神が宿った名曲であります。
第1楽章より柔らかで気持ちが穏やかになるこの曲は心を癒してくれるとても素晴らしい曲です。
例えて言えば、まるで小山さんご自身をイメージした曲であると僕は思っております。
特に第2楽章は天にでも昇るような美しく、至福を体全体で味わう事の出来る素晴らしい演奏で、小山さんのお人柄を音に表した様な名演奏でした。
小山さんは、恐らく宮本さんの様な指揮者と相性が合うのでは?と思います。また是非共演して欲しい名指揮者です。
演奏が終わると沢山のブラボーと拍手がいつまでも鳴り響きましたが、ここで小山さんがアンコールをプレゼントしてくれました。
これも小山さんにお似合いのシューマン作曲のトロイメライです。
本当に美しく幻想的な音の世界にしばし時を忘れました。演奏が終わっても暫く静寂が続き、そして皆さん我に帰った様に沢山の拍手を小山さんへ贈りました。
本当に美しく幸せな時間でした。
後半はブラームスの交響曲第2番でしたが、東京シティ・フィルの皆さんとの息が合った素晴らしい演奏に心より拍手をいたしました。

終演後は宮本さんと小山さんのサイン会が行われ、終演後も皆さんの熱い熱気に包まれたオペラシティでした。
今回のテーマである”完全燃焼”を十分満喫出来たオペラシティーでした。
これからの宮本さんと東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さんの演奏を期待しています!




このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!


<クリック>





前衛的空間を持つオペラシティー




入場する時のワクワク感がたまりません。

宮本さんの就任を祝う沢山の献花です



都会的センスのオペラシティーホール




東京シティ・フィルメンバーによるプレ・コンサート

2階からも鑑賞しています




身近で感じる音楽は魅力的です



オペラ鑑賞には最高の空間です

沢山の人が来場されました



休憩時間のひとコマです




小山さんのCDも沢山ありました




こちらは喫茶コーナーです



サイン会の長蛇の列
これからサイン会が始まります



楽団員の皆さんの暖かさが演奏にも現れていました

演奏後の小山さんです
<撮影・掲載 了解済み>



ここにも大きなオブジェが・・・


Date: 2012/4/18(水)

                                                        Copyright(c) 2011 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.
inserted by FC2 system