「小山実稚恵の世界」も第12回と、早いものでもう6年たち折り返しとなりました。
オーチャードホールは2011年7月4日〜12月22日まで改装工事が行われ、第12回秋のシリーズは2012年1月28日(土)となりました。
今日はオーチャードホールのレッスン室で28日行われるコンサートのレクチャーと小山さんを囲んでのサロン会が行われました。
関東では新年早々に地震がありヒヤリとしましたが、その後、お天気は晴天続きで平和な日々が続いています。
今日も素晴らしいお天気で成人の日を気持ち良く迎える事が出来ました。
渋谷には2時に到着しました。道玄坂は歩行者天国になっていて沢山の人の輪の中で大道芸人の方が演技を披露していました。その中で、物凄くインパクトのある得体のしれない人物??がいました。
ダークラクーと言う巨人です。(
こちらに動画あります)既にご存知の方もおられるかと思いますが、とにかく近くで見ると恐怖感十分の巨人です・・・・・
こんな平和な光景を見ていると昨年の震災が嘘の様な気がしてきます。テレビで震災を受けた一人の少女がこんなコメントを述べていました。
・・・過去は変えられないけど、未来は変えることが出来る・・・この決意が日本を変える事が出来るのだ。。。と思いました。
大道芸を楽しみながら道玄坂を登りオーチャードに着きました。
改装されたオーチャードはコンサート以外にも沢山の催し物が行われていて、多くの人で賑わっていました。
入場時間になりレッスン室内へ入るとレクチャー用にピアノと小山さん、片桐さん用の椅子とテーブルが準備されていて、その前に我々の椅子が並べてあります。
時間になると係りの方のご挨拶の後に小山さん、片桐さんが呼ばれ会場に登場されました。
小山さんはコンサートの衣装とは違い、また違った小山さんが拝見できてとても素晴らしい催しです。
前半の約1時間はレクチャーです。
第12回はショパン、シューマン、ラフマニノフですが、同年代を過ごした作曲家として、リストやパガニーニなどとの関係を交えたそれぞれの繋がりなどを説明していただき、とても興味深かったです。
特にパガニーニが当時としてはずば抜けた作曲家であり、多くの作曲家が尊敬の念を抱いて憧れの演奏家だった様です。シューマンやラフマニノフなどがその超絶技法の曲をピアノ曲へ編曲していた事でもそれが裏づけられると言う事でしょうか。
そして献呈している曲を調べてみるとシューマンがリストに、リストがシューマンに、シューマンがショパンに、ショパンがシューマンそしてショパンがリストにと、それぞれに曲を献呈しているのですが、リストがショパンに献呈していたのか??と言う事につきましては、これはどうやら無かった話の様です。ひょっとするとリストはもしかしたらショパンに献呈しても、ショパンが弾いてくれないと思ったのからなのでしょうか??
そしてここで1曲。エオリアンハープを目の前のスタインウェイで弾いて下さいました。
ハープの響きと奏でる仕草をピアノで表現した曲との事ですが、まさにその通りの音色と指裁きでありました。
そしてラフマニノフの前奏曲や音の絵に関するお話がありました。小山さんのラフマニノフ好きは既に皆さんご存知の事と思いますが、小山さんは大学院修士の論文の課題にもラフマニノフを取り上げていて青春時代の想いが沢山詰まっている作曲家であるのです。
そしてラフマニノフの前奏曲を2曲弾いて下さいましたが、ダイレクトに伝わるその響きにはもうメロメロに打ちのめされました(笑)
レクチャーが終わった後は、全員での集合写真を撮りました。
後半はサロン会ですが今回は参加者が少なかった事もあり、小山さんとはゆっくりと話す時間がありました。
1月、2月は東京を中心としたコンサートが多くありますので楽しみな年明けになっています。
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28日のオーチャードホールで皆さんとお会いする事を楽しみにしつつ、今日は筆を置かせて頂きます。
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